見習い監督奮闘記⑥ 墨出し

回の続きで、墨出しについて記事を書きます。


墨出しとは、図面に記載されている壁などの位置関係を、現場に落とし込む作業です。

現場に位置が示されていれば、職人さんにスムーズに指示ができます。

また、図面と現場の差異も確認できます。


墨出しを行うにあたり、まず図面上で有効寸法の確認を行います。

有効寸法とは、通路幅・テーブルの間・扉の寸法・厨房内通路など、

必ず確保しなくてはならない寸法です。

この寸法を守りながら、現場に墨を付けます。

青い線で記したのは厨房機器を納める為の有効寸法です。

-----実際に墨出しで使用する道具は以下です。-----

・墨壺

墨の付いた糸が巻いてある道具で、現場に直線を引くときに使われます。墨の付いた糸を引っ張り床にはじくことで、直線の墨を出すことが出来ます。



・スケール

一般的な巻尺です。


・差し金

 L字型の定規で、それぞれ目盛りがついており、直角などの墨を出すときに用います。



・レーザー墨出し器

レーザー墨出し器は、部屋全体に直線・水平な線を出すことのできる道具です。


上記の道具を使いながら、写真のように墨を出していきます。

墨出しをしていくと、図面通り有効寸法を取れないケースが多々あります。

この場合は、設計士さんと相談しながら、設置物の寸法や位置を変えるなどして、

全体のバランスを考えて、レイアウトを変更します。


内装事業部 荒井